稗田メモ🍈

おうちボルテ大会なるものに参加した

↓主催者様(大会本部チャンネルもここ)

www.twitch.tvhttps://twitter.com/sr_funya2yan/status/1652325706649718784?s=20

3月ごろにTwitterでフォロワーさんからのRTで開催と選手募集のツイートが回ってきて、家ボで参加できる大会もなかなかないし命名からして緩そうな雰囲気なのもいいなとお祭り感覚でエントリーを決めた。

なんかみんな参加レポをnoteを書いて公開しているので、自分も書いてみてもいいかなと思った次第。全行程が終わってから書いているので多少当時から見て辻褄が合わない箇所があるかもしれない。また、体裁の都合で対戦相手など一部敬称略で記載するのでご容赦願いたく。

予選リーグ振り分け
予選リーグ(Momo Group)
トーナメント(L SIDE)
大会を終えて

予選リーグ振り分け

↓大会OP(振り分けの結果も入ってる)

www.twitch.tv

運営が用意した課題曲2曲の通常スコアでの合計点で競うというルール。

課題曲は次の通り。

・FIRE FIREは電気スウィングの夢を見るか？[EXH](1000)

・Dignity[EXH](998)

この2曲が発表されたときは素直にいい選曲だなと思った。Dignityはちょっと弱めかなと思ったが蓋を開けてみれば満点がいなかったのでちょうどよかったみたい。

両方とも譜面はよく知ってるし事故さえしなければ大丈夫と思いながらプレイ。初めて主催のふーにゃんさんと話したがいい感じの緩い雰囲気だったこともありゆったりとした気持ちで臨めた。

結果は電気スウィングが満点、一方ディグニティは振るわない結果に。電気スウィングで出来すぎの結果が出てかなり驚きはしたが、このせいで満点通過のビジョンが見えてしまって要らない緊張を持ってディグニティに挑む羽目になってしまったのが良くなかったと思う。

これが足を引っ張って振り分けの順位は3位に。それでも好順位であったのは違いないが、やはりもう少しどうにかならなかったかという気持ちは残った。

予選リーグ(Momo Group)

↓自分の参加したリーグ戦の様子www.twitch.tvルールはタイマン形式の15~18の自選+17ランセレの計3曲、通常スコアで曲ごとの勝ち点の高い方が勝ちという形式。要は内2曲勝てばいいというもの。

正直全く他プレイヤーの特徴などは全くわからないしアーカイブを見漁るほどの強い覚悟もなかったので、ただただ自分が得意な曲を選ぼうと考えた。

ここで少し考えたのが、このリーグには大会参加者の中でも数少ないVF18台の春川じんたさんがいらっしゃったことで、自分がお祭り感覚で参加していることもあり、彼を難易度で押し潰す戦い方はしたくないと思ったが、彼にだけ低難度を投げるのも忖度感出しまくりで嫌だなと感じ、結局全員平等に低難度を投げることに決めた。後述するが、これは結果的に作戦としても良かったと思う。

そして選ぶ曲だが、17はランセレ対象なのでついでで対策されるのを嫌って除外、本当は大会通してここでしか選曲できない15を投げたかったが、自分が安定して相手に満点を取られない選曲が思いつかなかったので泣く泣く除外、16で統一することとなった。ここから更に得意不得意を晒さないようにとか小賢しいことを考えてジャンルを散らしつつ、高水準で安定できそうな、言ってしまえば本番でも満点を十分取り得る4曲を選び、振り分けの結果を気持ち参考にしつつ振り分けた。

余談だが、少しでも楽しむために、全くコミュニケーションを取ったことが無い状態で挑むのは嫌だったからリーグ開催前に同リーグの選手の配信に一度はお邪魔するようにした。これがいいことだったかどうかはわからないけど悪いことにはなってないから多分いいことだったと思う。

1戦目(vs.春川じんた)

・Invitation from Mr.C[EXH](991-977)win

・Ray[HVN](999-996)win

・planetarium[MXM](991-971)win

自分は後攻、自選はRay。自分の中でのジャンルはひたすら精度。一部エロい鍵盤がありつつも普段からやってる中では断トツの安定感のある曲ということで、どんだけコンディションが悪くてもなんとかなると思った。また、リーグ内1位だし初戦の先攻を貰える可能性が高いと思って開幕1曲目がこれになったら嬉しい！という邪念もあった。実は事前に試合順が決まっててそうはならないことが確定していたが……。

他選はインビテ。譜面はバッチリ把握できていたがトリルの事故が怖い。ランセレのブラネタリウムも割と最近に満点を取ったので苦手意識は全く無かった。総じて、ありがたい選曲とは言わないものの、これならいつも通りできれば大丈夫だなという感覚で臨んだ。

自分にとっては配信上では本当に最初の戦い、直前までは気持ちも緩んでいたが、1曲目が始まると全く手が思うように動かず、なんとか99には乗せられたものの手応えもなく、思った以上に緊張していたことに気付いた。そんな中でも2曲目は練習が功を奏し0-1に。しかし、この曲は本当に満点を取りたかったので、勝ちはしたものの今日ちょっとマズいなという気持ちに。後で知ったが、じんたさんはここで高得点を出しており、大会という性質上、いいところを見せる機会が限られるであろう彼の見どころに一枚噛めたと思うとこの選曲をしてよかったなと思った。そして3曲目、曲の終盤でまさかの手が完全に止まる事態に。結果としては3タテではあったが将来が不安でしかないコンディションで全く喜ぶ余裕は無く、また、緊張のせいとはいえここまで力を出し切れなかったのはじんたさんにも申し訳ないという思いだった。

2戦目(vs.アハト)

・トラウィスカルパンテクートリ[EXH](997-989)win

・Refrain[MXM](995-993)win

・Get back here[GRV](998-996)win

自分は先攻、自選はトラウィス。自分の中でのジャンルはソフラン+高密度鍵盤。最近満点を取ったこともあり、ギアチェンもいい感じのものが確立できたので選曲。この日の自選の中では一番ハイカロリーな曲だがわかりやすい見どころもあって盛り上がればいいなという気持ちも少しあった。アハトさんは振り分けで電気スウィングの点が低かったので鍵盤系が刺さるのかなと思いここで使用したが、蓋を開けてみれば鍵盤自体は割と得意めだったらしい。

他選はリフレイン。これもよくやり込んでる曲で、直前にも触っていたから自信はあった。ランセレのGet back hereも同じく。ここの3曲は全て自信のある曲で固まっていたから緊張こそ抜けきらないものの、そういう点では気が楽だった。

1曲目、まだ手の動きは固いがその中でもいいプレーができ、このコンディションなら上出来の結果。実は直前にアハトさんがこの曲を対策していたので怖かったが、事故をしてしまったらしくここでは快勝。次の2曲目だが、選曲時間などで毎回アハトさんが話しかけてくださったおかげでかなり緊張を緩められた結果、大きなミスもなく通すことができた。敵から塩を送ってもらった結果かもしれないが、自分の状態が悪すぎただけにこれは本当に助かったし感謝もしている。結果、以降の試合もそれなりに緩んだ状態で挑めたので頭が上がらない。3曲目は大会への緊張こそ和らいでいたが、終盤まで満点ペースだったせいで要らない緊張が入ってしまった。結果は3タテ、得意曲ばかりだったとはいえちょっと出来すぎてるような気がしなくもない。

3戦目(vs.もぐら)

・ベビーステップ[MXM](998-997)win

・Cleopatryism[INF](1000-998)win

・ケロ⑨destiny[HVN](997-993)win

自分は後攻、自選はクレオパ。自分の中でのジャンルはウネウネ鍵盤複合。16の中では難しめの曲だが、自分とは相性が良いらしく、早期に満点を取れた曲なのでその縁を信じて選曲。もぐらさんは振り分けで両曲のバランスが良かったので、見えづらいノーツやウネウネなどコンボカッターの多く、やり込みの差が出せそうなこの曲を選択。

他選はベビーステップ。全く譜面を覚えていない。ここまで頭に入っている曲ばかりだったのでこの状況で一体どうなるか全然想像がつかなかった。ランセレのケロ⑨は好きな譜面ではあるが安定はしないのでハマり方によっては怖い。ケロ⑨次第ではこの試合は落としてもおかしくないというのが曲発表の感想だった。

1曲目、結構覚えてないと難しい配置が次々に来るが、深く集中できていたのか終盤までノーミスで通過、曲の終わりを感じ始めたところで満点の邪念が入りそこで少し崩れるもなんとかリードを守り切った。2曲目、なんと満点が出た！直前の練習では苦戦していたのもあり、配信にこそ載ってないものの、最後のツマミを回しながら結構派手に喜んだ。もしかしたらもぐらさんに聞こえていたかもしれない、そうだったらごめん。ここらへんで自分は緊張しててもツマミは回せるんだなということを意識し始め、今後の選曲の指針となった。なお、後で知ったがもぐらさんもフルコンしており、勝てはしたものの目論見は外れてしまっていたらしい。3曲目は予想通りいろんなところでミスが出る出る。もぐらさんも噛み合ってなかったので救われたが結果を知るまでは不安がずっとあった。ここも結果は3タテ、緊張ともある程度和解でき、流れが来てるのかもとか考えてる。

4戦目(vs.UTA)

・神にした彼女が示す世界線[MXM](996-999)lose

・Genesis At Oasis (Hirayasu Matsudo Remix)[MXM](999-996)win

・cloche(といぼっくすうぃんぐみっくす)[MXM](9983-9981)win

全部曲名が長い。

自分は後攻、自選はジェネシス松戸リミ。自分の中でのジャンルはもちろんツマミ。16のツマミ特化の中では一番安定していたので選曲。UTAさんは振り分けで電気スウィングが高かったので、鍵盤の少ないこの曲を選択。

他選は神にした彼女が示す世界線。曲名長いけどどう略すのがいいのか見当がつかないし、全く譜面を知らない。完全に未プレイ。ランセレのクロークも同じ。不安しかないし、直前の戦いで他選のHP:1を高スコアで食っていたこともあり、これはもう今日はUTAさんの日だなとすら思っていた。

お互いにここまで全て3タテ負けなしの中での1曲目、ソフラン曲、当然低速のリズムもわからなければ加速のタイミングも知らない。後半は初めてにしては上手くやれたと思ったが、やはり序盤の低速での差は返せずに曲単位ではあるが初めての黒星。しかし、(当然やるからには勝つつもりで挑むものの)負ける覚悟も決まっていたので不必要に気負うことは無かった。2曲目、満点を取るつもりではあったが1ミス。直前の配信でUTAさんがツマミはそこまで得意じゃないと言っていた通り、上手いこと刺さってくれた。ここですべてが決まる3曲目、ふわっとした曲名に反して譜面は素直な地力勝負。中盤の12分トリルで派手に落としたものの、後はなんとか高水準で保ちつつ完走、お祈りとなる。結果は1ニアの差で辛勝。負けを覚悟していただけに喜びよりも驚きが上回った。

リーグ戦総括

振り分けでのリーグ内順位が1位(総合では3位)ということもあり、当然1位抜けは意識していたが、1曲1曲見ると、それこそ少し状況が違えば話が変わっただろうというような場面も多かった。ここでの戦いを経て、自分は17以下の通常スコアに自信がついたのと、緊張しててもツマミならなんとかなるという発見ができたことが嬉しい収穫だった。自選についても、下手に高難度を選ばなかったおかげで、コンスタントに満点を取れるという絶対的な自信の獲得と負荷が少ないことによって緊張で手が思うように動かない場合のケアの一石二鳥となったように思う。

トーナメント(L SIDE)

リーグ戦が終わり、次はトーナメント。リーグ1位通過した自分はL SIDEへと進む。事実上の決勝トーナメントとなる。

ルールについて、トーナメントはそれぞれのリーグの上位計8人によるダブルイリミネーション(2回負けたら敗退)対戦形式はリーグ戦と同じだが、TOP6からは18以上しか使えず、ランダム選曲も19以上となり、更には通常スコアではなくEXスコアで競うことになる。

自分は先のリーグ戦で17以下には自信がついたが、18以上での戦いはやはり未知数であり、クリティカル判定の補助輪くらいにしか思ってなかったSクリという未知の判定を使って競うことになるという、自分にとっては完全アウェーと言ってもおかしくないルールとなることから、最後までとても悩まされた。他のリーグの上位を見ても、高難度に定評がある者やSクリを普段から意識して詰めている者など、ここから先でも通用し得る確かな一芸を見せつけた人達がブイブイ言わせており、隣の芝が真っ青で震えて開催を待つこととなる。

TOP8→6

選曲制限17or18、ランセレ18

このフェイズが最後の通常スコア対決になる。また、17が使えるのもここが最後なので、ここで使いたい曲は山ほどあった。これまでと違い、状況によって対戦相手が変わるので、誰に刺さるどの曲を選ぶというよりは誰にでも勝てる曲を準備した。なお、ハイスピもリーグ戦では888だったが高難度に対抗するためトーナメント開始時には900に上げ、これまでは起立ボだったが普段のやり方に近付けてリラックスして挑むために着席ボに変更した。咲でこういうアドバイスをしていたのを思い出したので……。

ここからは通常スコアとEXスコアの両方を記載する。

Winners1回戦(vs.ぅゅまんぺ)

・good high school[INF](999[4332]-995[4276])win

・爆烈歓迎♪エクストリーム飲茶旋風脚ッ!![MXM](9936[5726]-9936[5587])draw

・ムラサキグルマ[EXH](998[5570]-995[5529])win

自分は先攻、自選はグッハイ。17は本当に投げたい曲がいろいろあって決まらなかったので、緊張しててもなんとかなるとわかったツマミ曲の中から配信上の1戦目1曲目ということで最初からある楽曲を選択。ニア量産からの負け筋は考えなくもなかったけど強行。

他選は飲茶旋風脚。略すならこれでいいのかな、譜面はあまり覚えてない。一方ランセレのムラサキグルマは大当たり。ツマミが少し怖いがそこさえどうにかなれば負ける気はしなかった。

1曲目、懸念していたニア量産もなく思った通りのプレーができた。刺さっていたかどうかはわからないが、狙い通りこちらの得意が上回った。2曲目、手探りで挑むことになったが低速から加速までのヤマが当たって完璧だったからかなり気分はノっていた。が、減点の多いミスが嵩んでしまう。が、ぅゅさんも事故ったのか結果はまさかの同点。負けが無くなった状況での3曲目、得意譜面ということもあって本当に気を楽にして挑んだ。ツマミも両方入り高得点で完走し勝利を収めたものの、後で見たらぅゅさんも終盤まで繋いでおりスコアも高かったため取られる可能性は十分あった。得意曲でも油断は良くない。

TOP6→3

選曲制限18or19、ランセレ19

いよいよ17も使用不可、ランセレもギリギリ自分の土俵だった18も離れ19に。そしてEXスコア勝負へ。正直対策も何も思いつかないので精度差でひっくり返らない程度の通常スコアの差をつけることを考える他に無かった。

Winners2回戦(vs.ののとり)

・Midnight City Warfare[MXM](999[6526]-992[6511])win

・恋歌疾風！かるたクイーンいろは[MXM](999[6267]-996[6276])lose

・OUTERHEΛVEN[MXM](990[7867]-991[7855])win

自分は先攻、自選はミッドナイトシティ。収録日が変わってこの日の初戦となるのでまたツマミ系から選択。直前に満点も出せたのでこれなら少なくとも通常スコアで十分な差はつけられるだろうと考えた。ののとりさんはEX精度がとても高いということがわかっていたので極力鍵盤に集中させたくなかった狙いとも合致している。

他選はかるたクイーン。普通なら自分の得意譜面と喜ぶところだが、恐らく似たタイプのプレイヤーで、かつEX精度は圧倒的に上の彼に対して、普通の得意譜面は全く通用しないだろうと踏んでいたので全く安心できなかった。ランセレのアウターヘイブンは譜面こそ把握できているがかなりてんやわんやなので全く予想が立たないが、地の精度の差で分は悪いだろうと思っていた。

1曲目、直前の猛練習で序盤に若干ついた癖が爆発、しかし後で切らなければ関係ないのでそこまで気にはしていなかった。結果最後まで繋がり自選を守り切ったが、この点差でもEXにしてしまえば僅差で本当に恐ろしい。2曲目、元々得意曲であったのもあり順調にプレイし、その上ﾊﾞﾊﾞﾝﾊﾞﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝでニアも出なかったのでなんなら普段よりも上手く完走することが出来た。これでも思った通りEXスコアでは負ける。しかし、この点数でこのEX差ならもしかしたら他にも戦える曲があったかもしれないと思わされた。もっとも、試合中は相手の通常スコアまでは見えてないのでそこまで気は回らないが。そして3曲目、ここはもう本当にどうなるかわからない。せめてトリルだけ上手くやろうと臨んだ結果、ほぼパーフェクトで決まり、これを守ればワンチャンあるかもとか考えながら必死に走り切った。結果は僅差でなんとか勝利。正直負けをかなり意識していたので大きな声を出してしまった。後で見たらトリルの貯金は早々に溶けていたらしくて少し滑稽だった。勝ったから良かったけども。

FINAL

選曲制限18→20、ランセレ19or20

予想に反してW側で残ってしまった最終ラウンド、TOP3まで来れたなら最低限Momoの代表としても十分な戦果は得られたかなと肩の荷をひとつ降ろす。が、3人の中では恐らく高難度への耐性が一番低いと感じている自分としてはここからは厳しい戦いになることに変わりはない。このメンツだと19や20の得意曲を投げられるだけでまず他選は取られてしまうだろうことは想像に難くないので、自選やランセレでいかに確実に取るかをより慎重に考える必要があった。自選曲は作戦を変えず得意曲の通常スコアで押し潰す方針。加えて譜面わからん負けのリスクを減らすために19と20を直前まで回した。なお、ここで更にハイスピが上がり、920になっている。

WinnersFinal(vs.すずは)

・DIABLOSIS::Nāga[GRV](995[6963]-982[6904])win

・FREEDOM DiVE[MXM](988[9311]-997[9613])lose

・FLügeL《Λrp:ΣggyØ》[GRV](986[7454]-982[7394])win

自分は先攻、自選はナーガ。例によって初戦なのでツマミから。しかしここに関してはツマミと言っても自分はハイエナ前提で投げることとなった。この大会が始まるまで自分がツマミを得意だという自覚が薄かったので安定するツマミ曲のストックが無く、とりあえず探して使えそうなのを見繕った中からハイエナも視野に入れて考えた結果この選曲となった。それでも純粋に難しく不安はあったが大会配信のOPで毎回流れていたこと、直前で998が出せたことが後押しとなった。理由は違えどR SIDEのW決勝でも投げられていたので、気が合うな～でも自分が先にやりたかった～と。大会通して一番流れた曲になってそう。

他選はFD。自分も投げるかもしれない候補に入っていた曲でこれはもしやがあるぞとテンションアップ。ランセレのフリューゲルはやり込んではいるものの、後半の高速鍵盤が苦手で、そこを得意とされていたら敵わないなと思っていた。

ハイエナ中に手汗で手が滑らないように手を洗ってツマミも拭いて臨んだ1曲目、練習通り、ハイエナではあるがツマミ地帯はノーミスで通過するものの、中盤は並み程度の出来具合となりスコアは思うほど伸びず。しかし思った以上に選曲が刺さってくれたおかげで死守。まさかの得意曲である2曲目、立ち上がりこそ良かったがやたらと早ニアが嵩み、修正しきれずサビに突入。大崩れしてしまう。そこから終盤は持ち直すもひっくり返るわけもなく大敗。悔やまれる結果だが、自己べよりも高い点を出されていたので負けには納得できた。切り替えて3曲目、最初のトリルは全部光ったので運勢は悪くないなと思いつつのスタート。調子は悪くなかったが次の低速でFXロングを逆を押すとかいう絶対に無いミスをしてちょっと焦る。そして終盤、普段通りちょいちょいこぼしつつも喰らい付き、最後の縦トリルだけは成功させたかったが巻き込んでボロボロ……。勿体なかったがスコアは悪くなかったので気持ちは沈まず。結果は勝利、頑張りはしたものの、勝因がわからないまま、とりあえずFDの不調を椅子の背もたれせいにし、調整し直して次へと進む。

GrandFinal(vs.すずは)

・超越してしまった彼女と其を生み落した理由[HVN](995[7580]-994[7573])win

・Bad Elixir[MXM](988[8697]-993[8827])lose

・Preserved Valkyria[GRV](994[8222]-987[8187])win

自分は先攻、自選は超越。L側決勝の様子を見つつ選曲をすることになったが、先程戦ったすずはさんが、同じくらい脅威に思っていた花梨さんに対して3タテを決めるという大立ち回りで選曲に非常に悩む。後で冷静に見ると彼も大会通してずっと難易度問わずスコアが高いのだが、この時点では17なら戦えそう程度の認識のままアップデートされてなかったのでここで大幅に改めることになり選曲がなかなか定まらなかった。2択まで絞ったところで、トリッキーさが強く、これまでの行程で一度も選ばれていないことから超越を選んだ。

他選はBad Elixir。中盤の連打交じりの乱打や終盤の交互押しからの階段の勝率が低く、他選で出てきたこともあって当然ながら分が悪い。ランセレのプリキュアはフリューゲル同様当時からやり込んでいるが、仕様変更で序盤のハイスピが合わなくなってからは振るわず、克服が出来ていないので、そこさえハマればどうにかと感じていた。

1曲目、自選にしては序盤からミスが目立ち、連打地帯で崩れてしまう。終盤は気合を入れ直し、トリルも綺麗に決まって結果は辛勝。後で見たら選曲は全く刺さっておらず、終盤の事故に救われた形だった。絶対の自信の元で選んだ楽曲というわけでもなかったので、守れはしたものの選曲は失敗だった。2曲目、全体的に出来は悪くなかったが、懸念ポイントは両方崩れ、唯一二重トリル地帯は上手くいったが勿論収支はマイナスで負け。3曲目、ここで落とすと自分はW側なので仕切り直してもう一本となる。開幕早々勝負どころの低速、画面に近付いて凝視しながらプレイ、繋がりはしたもののニア出まくりで幸先悪く、その上加速直後も崩れて苦しい展開に。しかしサビからは一変12分のFX地帯など難所を高水準で通過、最後の連打で少しミスが出るが尻上がりで終了。自己ベストも大幅更新して手応えも良かったので期待が深まる。結果は勝利。優勝！？驚きの結果となった。

トーナメント総括

本当にここまで上手くいくとは思わなかった。優勝してしまった以上、行き過ぎた謙遜をしない方がいいことは承知のつもりだが、やはり自分の強みが自覚できないまま駆け抜けてしまったので信じられない気持ちがまだ勝っている。

冷静に今回の結果を受けて、低難度の通常スコアは得意であること、ツマミはいつでも水準を落とさず回せること、自分が思ってるよりも19は出来ていること、緊張には深呼吸が本当に効くこと、今後また競うことがあればこれらを自覚した選曲や立ち回りが出来ればなと思う。しかし他選19では勝負にもならなかったのもまた事実で、高難度の対応力も少しづつ伸ばしていきたい。

大会を終えて

まずは最後まで大会を完遂した運営陣の方々に感謝。シーズンプレの名の通り、ルール整備も手探りで、大会中もリアルタイムで整備されていくのを間近で見るのは新鮮だった。不満0とまでは言わないものの、不快な場面は無かったように感じるので、それは本当に凄いことだと思う。

参加者も変な人みたいなのはおらず、自分が見ている範囲では大会日程を阻害する案件は無かったように見えた。大会用のディスコードサーバーでグループ通話もすることがあったが、この人数で自分に喋るターンが回ってくることは他ではなかなか無いので、そういう意味でも居心地が良かった。こうなると逆に自分が余計に喋りすぎてないか心配になる。閑話休題、とにかく他参加者さん方にも感謝。

今後もスコアタなどを定期開催する予定とのことで、所持楽曲である限りは積極的に参加するつもりだ。優勝をしてしまった以上、次大会が開催されるようであればそちらも参加していきたい。それまでにはもう一段階上手くなってるといいな。

ここまで10,000文字超、無計画に書いていたら長くなってしまった。ここまで書ききった自分、読み切った誰か、お疲れさま。